「形」は滅びても、「心」は千年を越えて繋がっていく。
伊勢の遷宮が示すように、社殿という形は姿を変えながらも、そこに宿る命は絶えることなく受け継がれてきました。世阿弥が『風姿花伝』で説いたように、花は散るからこそ美しいのです。
日本文化である華道や茶道とは、物質という「物の芸術」ではなく、目に見えない心象を紡ぎ続ける「時間の芸術」です。
形や技を学ぶだけでなく、その先にあるものを。
忙しない現代の中で、千年前の歌人と同じ心で風月を愛で、移ろいの中に豊かな美を見出す。
そして、自分自身が「未来へ美を繋ぐ一本の糸」となっていく——。
ここで過ごすひとときが、あなたの人生を深く静かに照らす、かけがえのない軸となりますように。
開講にあたって
私の心から尊敬する方より、「文を以て武を制す」というお言葉を伺いました。
武力ではなく、文化の力で人や国を強くする――その深い意味に、強く心を打たれました。
自分にできることを考える中で、幾世代にもわたり受け継がれてきた華道や茶道の魅力を、未来へとつないでいきたいという想いが深まり、その想いを胸に、これまでの学びを礎として、このたび教室を開く運びとなりました。
研鑽の途上ではございますが、学んできた技術を正しく伝えられるよう、日々努めております。
また、日本文化を共に未来へと紡いでいく仲間が、一人でも多く増えることを 心より願っています。
逍遥庵では、一つひとつの所作を丁寧に見つめながら、華道や茶道を通じて、心の豊かさや自然の美しさ、そして信頼と思いやりを育む時間を大切にしたいと考えております。

金田 梨江 RIE KANEDA
茶道 裏千家
華道 家元池坊
池坊中央研修学院 総合特別科卒業。「たちばな賞」受賞。生花研究室。
旧七夕会池坊全国華道展 支部選出コンクール、池坊中央研修学院祭、東京都連合支部いけばな池坊展(上野・東京都美術館)などに出瓶。
学校華道・学校茶道
現在は、企業研修などを通じて、茶道・華道の日本文化の講習も行っております。
日々のしつらえや、稽古の様子など
活動の記録をInstagramに残しています。

