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文香ってご存知ですか?

香木などを砕いて和紙などに小さく包んで、お手紙などに添えて送るものです。なんでも、その歴史は平安時代までさかのぼり、平安貴族が恋文などを送る際には、欠かせないものだったようです。

 

 

平安時代の美しい恋愛事情

 

平安時代の恋愛では、家柄や内面を重要視する傾向にありました。天皇家の血筋や、位の高い役職についている方はモテていたようです。平安時代の女性は、他人に顔を見せることがめったになかったようです。会う機会があっても、御簾ごしで会話をしていました。

家柄、血筋… 趣味、教養…

さらに、姫君のお付きの女房や乳母たちのお眼鏡に叶うように…と、許しを得るまで大変な道のりです。

 

紙の種類

手紙に添える折り枝

文字の筋

和歌の腕前

そして文香

 

認められて、初めて姫君の直筆のお手紙が届きます。

まさに、お手紙に沢山の演出が施されていたのですね。美しい文化です。

 

 

文香中身は?

 

気になる文香の中身ですが、主に乾燥させた花の蕾や木の皮、植物の根や樹脂でできています。ポプリなんかと似たイメージでしょうか?

白檀・丁子・甘松・桂皮・山奈・龍脳・かっ香・大茴香など、天然の原料が使われていたようです。

白檀と聞いただけで、イケメンが連想されます!

(ちなみに、美輪明宏さんも白檀が好きらしいですよ!)

とそのくらい、香りによるイメージって大きいですよね。

 

 

◎白檀

インド原産の熱帯性常緑樹です。サンダルウッドとも呼ばれています。仏教とともに中国から伝来しました。

 

◎丁子(ちょうじ)

フトモモ科の常緑高木。アフリカ、東南アジアで栽培される。

沈丁花の俗称。沈丁花は、今見頃ですね。

 

◎甘松(かんしょ)

原産国が中国で、オミナエシ科の草本の茎や根。茎は漢方に、根が香料に使われるようです。

 

◎桂皮(けいひ)

クスノキ科の常緑樹。生薬として使用されていて、木の種類は違いますがシナモンにほぼ似ている香りのようです。イメージつきますね。

 

◎山奈(さんな)

ショウガ科の草本バンウコン の根茎を乾燥させたもの。主な産地は中国や台湾。

 

◎かっ香(かっこう)

シソ科の多年生草本の葉。インドネシア原産です。カワミドリという植物の地上部を乾燥させたもの。

 

◎大茴香(だいういきょう)

中国原産のシキミ科(モクレン科)の常緑高木。「トウシキミ」の果実を乾燥させたもの。生薬にも使用。

杏仁豆腐の香りにも使われているようです。

 

 

 

文香あれこれ

文香に心くすぐられ、集めはじめました。とくにお気に入りをご紹介します。

 

名刺香(白檀です♡)

 

 

 

 

文香にも使用できそうな印香

ひとつひとつ香が違います。

 

 

 

 

そして一番のお気に入り♡

 

 

 

もったいなくて開けられません…!

中身は、に一つ一つ違う妖怪の絵がプリントされている和紙に包まれた文香が入っています。

メールやSNSでやり取りするようになった現在、お手紙を書いて文香を添えてもまた新鮮かもしれません。

お手紙の文化、復活させたいものですね。

 

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