実家に帰省した際、草木染めに挑戦してみました!
草木染めのできる植物
草木染めは、植物で染めるので、やわらかな自然の色が楽しめます。
ほとんどの植物が染料になるので、気軽にできるのも良い点です。特に日本は、四季があり雨の多い温帯地方であることから、植物の種類がとても豊富にあり、昔から染色・染織の文化も発達していったというわけです。
今回、挑戦したのは、朝顔、玉ねぎの皮、赤紫蘇、ブルーベリー、茄子、枇杷の葉です。葉・茎・根・木の枝葉・樹皮・などの植物を始め、身近なキッチンの、玉ねぎやナスや果実の皮、小豆や黒豆の煮汁、コーヒーや紅茶も染料になります。
草木染めの材料
✳︎かなり、自分流の染め方なので、手順の詳しいサイトを参考にされる事をオススメします(汗)
木綿のハンカチ(白)
今回は、染め用のハンカチを使いました。
その他だと、ガーゼやサラシ、シルクなども扱いやすいそうです。
新しいものは、一度お洗濯して糊を落とします。
朝顔
今回、染液500ccで、朝顔の花20個くらいでそめました。朝顔は、冷凍保存しておきました。自然解凍して、水400cに、酢を100ccくらい入れました。10分位に鍋で煮詰めました。
玉ねぎの皮
4個分くらいむきました。汚いものは、取り除きます。
朝顔と同じ要領で、500ccくらい作りました。15分煮詰めました。酢は入れてません。
出来上がった染液は、不安になるくらいの汚い茶色…。
赤紫蘇
500ccで15枚くらい。こちらも酢を100cc入れました。15分煮詰めました。
初めは赤紫なのですか、煮詰めていくうちににごった青のような色になります。
鍋の素材によって、仕上がりの色が変わってしまうそうなのですが、今回はステンレスの鍋を使用しています。
ブルーベリー
こちらも、水500ccに対し、上の量くらいです。50個くらい?
ブルーベリーのみで15分ほど煮詰めました。
美味しそうなブルーベリージャムの色。
茄子
水500ccに対し、茄子2本。茄子の大きさは中サイズくらい。茄子は、ヘタと皮をむいて使用しました。中身は、お料理へ。
15分煮詰めました。
2本では、全然少なかったように思います。4本は必要ですね…。
枇杷の葉
こちらは、枇杷の本葉を使用しました。本当は若葉が染まりやすいそうです。
鍋に水500ccに枇杷の葉5枚をちぎっていれました。
15分煮詰めても、うっすら黄色になるだけで、仕方なく圧力鍋で煮ました。それでも、かなり薄かったです。失敗だったかな…。
草木染めの手順
① 準備した木綿のハンカチを豆乳に30分ほど、浸しました。時間を置くほど、染まりやすくなるそうです。木綿は染まりにくいので、特に念入りに…。
本当は無調整がよいそうです。
ミルククラウンのようなのができてる…!
② 浸した木綿のハンカチをしぼり、一度乾かします。
③ 媒染液を作ります。
媒染液とは、繊維と色素を結びつける役割をする液のことです。今回は、スーパーや薬局などでも手に入る焼きミョウバンを使用しました。
水500ccに対し、ミョウバン25gくらい。実際は、ちょっと多めにいれたかな?
水では溶けなかったのでお湯でとかしました。
ハンカチ6枚分なので、水3リットルに焼きミョウバン150g使いました。
媒染剤を使わなくても染められますが、媒染することで、繊維に染めた色素の「色止め効果」や、化学反応による「発色効果」がありそうです。
黒豆を煮るときに、古釘(鉄分)を入れたり、ぬか床に釘みたいな感じでしょうか。
④ 木綿のハンカチに模様をつけるため、輪ゴムや糸で作っていきます。
ハンカチは、乾いてから使用します。
かなりきつめにしないとハッキリとした模様が出せません。
⑤ 染液に30分つけた後、③で作った媒染液に30分浸します。色を見ながら調整して下さい。
媒染液につけると、みるみる色が変わり、楽しいです。
⑥ ほどいて軽く水ですずき、干します。
この時、お洗濯しようと思いましたが、落ちてしまいそうだったので、水すすぎで乾かしてから、お洗濯することにしました。
草木染め 仕上がりは?
完成しました!
手前から、赤紫蘇、玉ねぎの皮、茄子、ブルーベリー、朝顔、枇杷の葉です。
枇杷の葉は、色味が薄く微妙です。赤紫蘇が、渋い灰色になったのが意外でした。茄子は綺麗な空色に染まり、玉ねぎは山吹色、ブルーベリーは鮮やかな紫色になりました。朝顔は、透き通ったピンクです。
その他は、綺麗に雅な色合いに染まりました。
絞り染めをする際、もう少しきつめに縛ればと反省点もありますが、大満足な初草木染めでした!
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