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みなさ〜ん!

こんにちは!Masohoです。

いよいよ、東京も桜の開花宣言となりました。

まさに、

山花開似錦(碧巌録)

 

廻り花花寄せ仙遊之式など、直接花に触れる機会も多いことだと思います。

そこで、今回は『3月の茶花』がテーマです。

 

 

 

3月の行事の茶花

 

 

上巳の節句は桃

 

五節句のひとつ上巳。

3月は十二支で『辰』にあたり、縁の深い巳の日(はじめの巳の日)が節日とされました。

古代中国ではこの日に水辺にでて災厄を払う風習、踏青が行われていました。

のちに、曲水の宴に変化し、日本に伝わったといわれています。

日本では、人形(ひとがた)で身体を撫で、穢れを移して水に流す払えの行事があり、

この人形が雛人形に発展し、室町時代に女児の節句雛祭りと変わっていったそうです。

 

雛祭りといえば

万葉集でも大伴家持が、

春の苑(その) 紅にほう 桃の花

下照る道に いで立つ乙女

とお祝いしています。

 

また、拾遺和歌集にも賀の部で凡河内 躬恒が、

三千年に なるてふ桃の 今年より

花咲く春に あひにけるかな

という和歌も残しています。

この歌を銘とした『三千年(みちとせ)』という古銅柑子口花生があります。

江戸幕府五代将軍徳川綱吉が所持していたものです。

 

三千年とは、『漢武帝内伝』という書物の逸話が元になっているといわれています。

中国漢の武帝が、天界から降りてきた西王母に不死の薬を請うたところ、

「仙桃」を7つ持っていて、4つを帝に与え、残りの3つは自分で食べてしまいました。(自分で食べるんかい!!)

帝は食べた後の種を植えようと思いますが、

『三千年に一度実を結ぶ桃なので、何も生えてこないでしょう。』

といわれ種を植えることを断念したとう逸話が残されています。

※この逸話には、書物によって諸説あるそうです。

桃は、粘り気があり撓めがきくので、形がつくりやすいです。

日に当たっている枝は赤く焼けているので、陽方に向けると自然に入れることができます。

 

 

利休忌は菜の花

 

3月28日には利休忌が営まれます。

菜の花は利休居士にとって縁があり、最後に入れておられたのが菜の花だとか。

菜の花は、先ず利休忌に供えてから活けるのがきまりです。

菜の花は水があがりやすい花ですが、水がないとすぐ萎れてしまうので、そのまま入れるとバランスを崩してしまいます。

あらがじめ水あげをしておくとよいでしょう。

また、曲げると折れやすいので、注意が必要です。光の方向にむく性質があリます。

 

利休百道歌にも、花や花入について陰陽の調和が大切と歌われています。

 

茶の湯には 梅寒菊に黄葉み落ち 

青竹枯木 あかつきの霜

 

花入に入れる形をイメージして、枝選びをしたほうがよさそうですね。

 

花入は、竹尺八や、経筒など。

真行草によっても変わります。

 

 

 

3月の茶花の種類

 

 

3月は沢山の花が咲きますので、床の花も楽しめます。

 

花木

 

2月に引き続き、

土佐水木(トサミズキ)

日向水木(ヒュウガミズキ)

連翹(レンギョウ)

雪柳(ユキヤナギ)

山茱萸(サンシュユ)

三俣(ミツマタ)

木瓜(ボケ)

彼岸桜(ヒガンザクラ)

など。

 

 

草花

 

貝母(バイモ)

片栗(カタクリ)

春蘭(シュンラン)

宝鐸草(ホウチャクソウ)

諸葛菜(ショカツサイ)

花菜(ハナナ)

菜種(ナタネ)

 

 

 

3月の茶花の管理

 

 

3月になると一気に気温は上昇しますが、『三寒四温』の繰り返し。

地域によっても異なりますが、春分の日以降を春の管理として考えるとよいでしょう。

最も重要なのは、植替え作業です。時期を逃すと植え替えできないものもあります。

目安としては、冬の寒さや夏の乾燥に弱いものを優先して管理します。

『つぎ木』のようなハイレベルな作業もありますが、私もやったことがありません・・・。

 

 

今回は、3月の茶花についてまとめてみました。

茶花だけではなく、普段の生活の中でも小さな花瓶にいけてみても心癒されそうですね。

まずは簡単な種類のものからはじめてみませんか?

 

 

 

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