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濃茶には湯加減あつく 服はなお


泡なきようにかたまりもなく

 

 

利休道歌の一つです。

濃茶には湯加減が大切であり、四季の寒い暑いにしたがって対応するのが、

真の茶人、点前上手といえます。

やはり、ぬるいより湯加減は熱い方がよい。

泡もないように、抹茶の塊もないように滑らかに練るのがよい。

と歌われています。

 

このことを念頭に置きながら、お点前したいところです。

 

 

濃茶のはじまり

 

 

 

茶々丸大喜利

濃茶のはじまりを知っているかい?

 

 

白虎 ビジネス

茶道がはじまったころであろう?

 

 

茶々丸大喜利

実は、はじめて濃茶が登場したのは、

天王寺屋会記 1575年(天正3)7月の会である。

このころの茶道と言えば、1人一服ずつに練っていたものであった。

 

 

尾張藩士近松茂矩の編の 茶湯古事談 には、

 

むかしハ濃茶を一人一服づつたてしを

其間余り久しく

主客共に退屈なりとて

利休が吸茶に仕そめしとなん

 

と記録されている。

 

千利休が、

1586年ごろ、数人で飲み回すことを考えた。

これは、吸茶(すいちゃ) と呼ぶようになり、

現在の濃茶は、この方法が習いとなっている。

 

武将のたしなみであった茶会で、

危急存亡に備えなければならない武士に対してのはからいから、

飲み回しにする吸茶がはじまったといえる。

 

 

 

白虎 ビジネス

時間短縮ということだな?

 

 

茶々丸大喜利

はっはっは~!そればかりではない。

狭い茶室で、1つの茶碗から貴重な抹茶を回し飲むことで、

一同が盟約を結ぶというような儀式的意味合いも添えていたようである。

 

白虎 横顔

ほほう、それは興味深いな。

 

 

 

茶入れの準備

 

 

では、濃茶を練る前に、茶入の準備をしましょう!

茶掃箱と呼ばれる、上下二段になっている桐の箱を使います。

 

 

①茶入れを箱から出し、乾拭きをして、茶掃箱の準備をします。

 

②茶入の口に漏斗をのせ、茶杓で茶を入れます。

 

③小羽根で、漏斗についた茶を掃きます。

 

④水屋巾で茶入れの口を拭き、蓋を閉めます。

 

 

 

 

 

濃茶の練り方

 

 

 

 

では、濃茶の練り方です。

 

①仕覆をぬがせます。

※仕覆の脱がせ方

 

②茶入れを左手に持ち、右手で茶杓を握りこんだまま蓋を取ります。

 

③茶碗の右横に、茶杓の蓋を置きます。

 

④茶杓で三杓、茶をすくい、茶碗に入れます。

 

⑤茶碗の右に茶杓をあずけます。

 

⑥茶入から茶碗に、茶を手前にまわし入れます。

 

⑦左手に持ち、右の人差指と親指で茶入の口向こうを清めます。

 

⑧茶入の口の手前を清め、その指は懐紙で清めます。

 

⑨茶入の蓋を閉めます。

 

⑩茶杓を右手で取り、左手で扱います。

 

⑪茶杓で茶碗の中の茶をさばきます。

『三』の字を書くように。

 

⑫茶碗の縁で茶杓を軽く打ち、茶を払います。

 

⑬茶杓を茶入の左にのせ、柄杓で湯を汲み注ぎます。

 

⑭右手で茶筅を取り、左手を茶碗に添え、茶を練ります。

 

⑮茶碗に茶筅をあずけます。

 

⑯柄杓で湯を汲み、穂先に少しかけます。

 

⑰再度練り上げたら、茶筅を引き上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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