今日は、桃の節句ですね!
自分用に濃茶を点ててみました!
※主菓子がなかったので、雛あられで・・・。
この季節、あちらこちらでお茶会も開かれている事でしょう!
茶道の門を叩き、いざお茶会に招かれてみると、
「お着物はどうすれば!?」
と困ることでしょう!(というか困りますね汗)
というわけで、
初心者の着物選びについて調べてみました!
茶道 基本的な着物のきまり
◎半襟は白
◎お太鼓結び
◎足袋も白
◎帯どめ・帯飾りはNG
◎茶道具柄はNG
以上のきまりは必ず守った方がよさそうです。
お茶会別向いている着物
それでは、お茶会別にどのよう着物が向いているのでしょう?
茶事・利休忌
色留袖・訪問着・紋入りの色無地
格式の高い茶会では、主に紋付きの着物になります。
利休忌:3月に行なわれる祖始の遠忌であり、利休居士の徳を偲ぶお茶会です。
控えめな地色の紋付きの色無地で、厳粛な気持ちを表します。
色数を少なく同系統などでまとめ、帯や小物なども控えめな色柄のものを選びます。
また、追善茶会や偲ぶ会などでは、吉祥文様や赤系の色味を避けます。
野点・立礼・稽古茶事
色無地・江戸小紋・小紋
気軽な装いで大丈夫です。
しかしながら、亭主のもてなしの邪魔にならないように、主張しすぎないようにします。
着物の種類と合う帯
色留袖
袋帯
結婚式などのお祝いの場で着られる、お馴染みの留袖。
色留袖は、茶会の席でも着用することが出来ます。
基本的に紋が付いているものになります。
訪問着
色留袖と似ていますが、肩と袂(たもと)に注目です。
袋帯
胸元や肩・袖・裾に絵柄が描かれています。
着物を広げたときに、絵柄が一枚の屏風の様につながっていることを絵羽模様(えばもよう)といいます。
品のある色味で古典柄がベスト。
付下げ
※赤はNGです!
袋帯
訪問着と少し似ていますが、袖や裾の部分に絵柄が入っています。
絵羽模様になっておらず、やはり茶席では一つ紋を入れ、古典柄を選びます。
色無地
※派手なピンクもNG!
袋帯
名古屋帯
色無地は、地紋(じもん)はあり、柄のない一色染めの着物です。
茶会に最もむいているようです。
一つ紋をいれることによって、略礼装として着ることが出来ます。
※地紋:織り方や糸使いによって織り出された模様のこと。
江戸小紋
よ~く見ると小さな模様が!
これには、江戸時代の大人の事情がありますが、ここでは割愛します!
袋帯
名古屋帯
非常に小さな柄が型染めされ、遠目では無地に見えます。
江戸時代に、武士の裃(かみしも)が発祥であり
やはり一つ紋を入れると、格式の高い扱いとなります。
※裃:江戸時代の武士の公服、庶民の礼服として用いられたもの。
小紋
名古屋帯(織)
小紋は、全体的に柄が付いています。
※画像はお借りしています。
派手な色使いの着物はNG!
初心者が始めにそろえるべき着物は!?
いろいろ検証してみましたが、
初心者が最初にそろえるべき着物は、
小紋・江戸小紋(袷)× 名古屋帯
※袷(あわせ):10月~5月まで着れるお着物です。
決定です!!🎊
ここからは、かなり個人主観が入ります!
お茶会の時は、格式の高い着物は亭主側が着用します。
なので、お客としての参加が予想されるので、
はじめから色留袖や訪問着は着用する機会が少ないようです。
管理が大変ですからね・・・
小紋を選ぶ際は、帯も同様、
季節を問わず、控え目な柄が向いています。
そして、
先生のお手伝いなど、
慣れてきて、お茶会に参加することが多くなってきたら、
色無地(袷)× 袋帯
の組み合わせが必要になります。
色無地(一つ紋つき)は、必要なシーンが多く、
一着持っていると使えます。
お稽古用の着物は、
洗える着物の小紋 × 名古屋帯(金・銀糸なし)
お稽古では、水屋の片付けもあるので、
濡れても平気・汚れても平気な ものが気が楽です。
ウール・綿などは、単衣に仕立てて一年中着用できるそうです。
初めてそろえる茶会の着物。
最低限のポイントを押さえて、どんどんお着物で参加してみたいものですね!
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