お稽古をしていると、今更聞けない問題に直面します・・・。
茶巾のたたみ方ひとつにも、決まりがあります!
いまさら聞けないシリーズ。
今回は、『茶巾のたたみ方』です。
まずは茶巾をしぼってみましょう!茶巾のしぼり方
茶巾は、茶碗を清めるときに使います。
『割稽古』の一つですね。
準備の段階では、固くしぼり、水気を残さないのが基本です。
固くしぼりきれないときは、タオルなどで水気を押さえます。
①茶巾はあらかじめ盥(たらい)の水で洗って、
水を汲みかえておきます。
②茶巾を広げ、右下・左下で対角線の端を持ち、
手前で折ります。
おっと、シワだらけ・・・(涙)
茶巾を張りながら、きちんとシワを伸ばしてからこの形にしましょう・・・!
③手て持った茶巾の端と端を合わせ、二つ折りにします。
④茶巾を茶巾盥の水に浸し、二つに折った茶巾の端を、盥の縁にかけます。
⑤右手でかけて置いた茶巾の端の方を持ち、茶巾の端を少しだけ出して、向こう側にさらに二つ折りにします。
⑥茶巾を盥の上でねじるようにしぼります。
⑦二つの茶巾の端両手でもち、左右に広げます。
ウサギちゃんの耳をつまむイメージ・・・。

しぼり方まで決まりがあるだなんて、我、帝国のようだな。
茶道って、合理的ですね・・・!
『ふくだめ』が肝心!茶巾のたたみ方
では、茶巾のたたみ方です。
茶巾をたたむ時のポイントとして、
『ふくだめ』がとても大切です。
『ふくだめ』とは?
「福を溜める」という意味から、呼ばれるようになりました。
福があるという意味なので、潰さないように注意ですね!
①縫い目が点前に来るように、長方形に広げます。
からげ縫いしている方が前になるように!
②茶巾の1/3を向こう側におります。
③さらに、三つ折りします。(内側に縫い目)
右手を上にして縦に持ちます。
④左手の親指を内側に挟み、二つに折りながら横にします。
⑤親指を挟んだまま、さらに向こう側に二つ折りにします。
⑥親指ではない方の側1/3ほど折り、親指で作った『ふくだめ』を崩さないように、抜きます。
⑦茶碗に仕組みます。
『ふくだめ』を手前に、中心よりやや奥に置きます。
その上に茶筅、茶杓を置きます。
茶筅の結び目が前にくるようにします。
水屋の必須アイテム!!水屋七拭(みずやななぬぐい)
茶道具はもちろん、水屋かざりは濡らす事を嫌います。
特に、竹製の茶杓には水気は厳禁ですね!水屋棚の通し棚や
その為、水屋には布巾、手拭などが多く用意されています。

清浄は茶巾
帛紗(ふくさ)に手と手巾(しゅきん)
布巾(ふきん)雑巾(ぞうきん)
お!水屋七拭の歌ですね!
水屋七拭(みずやななぬぐい)とは、
茶巾・帛紗・手・手巾・水屋手拭・布巾・雑巾の事をさしています。
いまさら聞けないシリーズ、
まだまだ続きそうですね・・・!
ちょこん。
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