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またまた、裏千家です。

ほとんど、お茶ブログ。

 

12月の茶趣では、雪見の茶があります。

突然の雪模様に、急きょ「不時の茶の湯」が開催される事もあるようです。

暮れには除夜釜で静かに一年を振り返る風情もあるそうです。

 

 

雅ですね~・・・!

 

 

今回は、茶の銘についてふれていきたいと思います。

 

 

 

 

 

茶杓の銘

 

 

 

薄茶のお稽古の『棗・茶杓の拝見』では、

「お棗のお形は?」

「お塗は?」

「お茶杓のお作は?」

「ご銘は?」

と問答する場面が出てきます。

 

 

棗や茶杓については、名前があるので答えられますが、

「ご銘は?」

と聞かれると、考えてしまいます。

その時の季節や気持ちを込めてつけるということですが、初心者の私は何が何だかという感じです。

というわけで、掘り下げてみることにしました。

 

 

茶道自体は、鎌倉時代、禅宗を学びに中国へ渡っていた僧侶栄西が、禅宗とともに抹茶を飲む習慣(喫茶文化)を持ち帰ってきたのが始まりとされてます。その後、和歌や漢詩などから取った銘をつけることが定着しました。

銘をつけるということは、優れた作品に名をつけるといった歴史にあります。

例えば、古いものだと中国の刀や日本刀や、笛などにもついていたようです。ヨーロッパでも、楽器に名前がついているものがあります。

道具という考え方というよりは、一つの作品という考え方というわけです。

 

 

 

 

茶杓は、実は名品だから銘をつけるのではないそうです。
竹茶杓が登場したころ、茶杓は茶会のために自分で毎回新しく削るものでした。

戦国時代においては、茶会に招いて楽しく過ごした相手が戦で死ぬことも敵味方になることもめずらしくありませんでした。一期一会を実感する時代だったといえます。だからこそ、心を込めて茶杓を削り、自分の思いを込めた銘をつけました。

利休のような有名な茶人や尊敬する僧侶などが手づくりした茶杓は、弟子や信奉者にとって宝物のようなものです。やがて、自分で作るのではなく、有名な方が削った茶杓を使うということが広まっていったと言えます。

 

 

茶道の稽古では、茶杓に季節の銘を自分でつけます。

茶会で茶杓や茶碗、棗などお道具の銘を聞いたりしたときに、その時の情景を思い出せるようにという事と、和歌に歌われるような言葉や禅語を覚えるための練習ということもあるそうです。

 

 

 

知れば知るほど、奥深いですね!

 

 

 

 

12月の茶杓の銘

 

 

12月の茶杓の銘を集めてみました。

 

 

埋火(うずみび)

 

炉や火鉢などの灰にうずめた炭火。いけ火。

 

埋火も 消ゆや涙の 烹ゆる音 (うづみびも きゆやなみだの にゆるおと)

松尾芭蕉

 

火鉢を抱いて亡き人を思うあなたの涙が埋み火に落ちて、シュッと煮える音を立て、

火も消えてしまう。そんな様子まで私の瞼に浮かんでくる。

 

 

 

風花(かざはな)

 

晴天に、花びらが舞うようにちらつく雪。

山岳地帯の雪が上層気流に乗って風下側に落ちてくるもの。

 初冬のころの晴れた日、風が吹き始める前などに、雨や雪がぱらぱらと降ること。

 

 

 

雁木(がんぎ)

 

雪の多い地方で、雪よけのために家々の軒から庇 (ひさし) を長く差し出して造り、下を通路とするもの。

 

 

 

閑坐(かんざ)

 

「閑坐聴松風」(かんざしてしょうふうをきく)という禅語があります。

茶の釜の煮える音は松風の音に似ています。

侘びた草庵に静かに坐して、雑念を捨てて耳を澄ませば茶の釜が煮える音が松風の音に聴こえてきます。心が急いていれば気付かぬことが多い中で、 静かに坐して耳を済ませば、澄み渡った音が聴こえて来る。すなわち自然の真理が見えてくるという意味です。

 

 

 

猩々(しょうじょう)

 

 

もののけ姫にも、でてきますね。古典書物に記された架空の動物です。。

邦楽,邦舞の曲名にもあります。

唐土揚子 (ようす) の里に住む男が夢に導かれて市で酒を売っていると猩々が来て,男の孝行の徳により汲めども尽きぬ酒の壺を与えて舞を舞う。

この可憐な少年の姿をした妖精,猩々の舞姿が見どころとなっている。

江戸中村座で七変化の一つで本名題『猩々雪酔覚 (ゆきのえいざめ) 』として初演。3世坂東三津五郎が雪の浜辺で酔う猩々を踊った。

 

このことから、12月の銘に使われることがあるのでしょう。

 

 

まだまだ、沢山ありそうですが、今回はここまで・・・!

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