裏千家 割り稽古です。
しかし、裏千家しつこいな~と思われている方。
そうです。覚えることがたくさんあり、一つにはまとめきれない奥深さがあります。
では、お作法編に引き続き、帛紗さばきについて。
裏千家・割稽古って何?
茶道の初心者は、最初に割稽古(わりげいこ)を習います。
点前作法を構成する一つひとつの所作を取り出して稽古し、身につけるものです。
茶道は、客に対するの「もてなしの心」を大切にするというのが根本なので、所作一つ一つに意味があります。清浄な茶室で棗や茶杓を清めることは、道具を清めることは、自分自身の心を清めることにもつながります。
割稽古では、
ふるまい編でもふれた、おじぎの仕方、
お作法編での襖の開け閉め、立ち方、歩き方なども含まれます。
そして、
- ふくさの扱い、ふくさ捌き
- なつめの清め方
- 茶杓のふき方
- 茶巾のたたみ方
- 茶碗の仕込み方
- 茶筅通し
- 茶碗のふき方
- 炉と風炉での柄杓の扱い方
- 建水の仕込み方
- 置柄杓
- 切柄杓
- 引柄杓
など、あります。(その他にも細かくあります。)
一つ一つに意味があります。
覚える事が沢山ですね・・・。

・・・主よ、大丈夫かい?
ここまで来たら、やるしかない!!
覚える事すべて覚えてやるぞ~!!で勢いでいきます・・・!
裏千家 帛紗さばき
『ふくさをさばく』とは、大切な道具を清める前に帛紗を折りたたむこと。
帛紗 真のさばき方
縫い目のない「わ」を右にして、人差し指と親指で帛紗の上の両角を持って広げます。
左右の手を合わせるようにして、向こうに二つ折り(折り目が手前になる)します。
両角をそろえて、左手親指を右手の親指に重ねるように手前に回し、人差し指とで持ち、右手は端にそってしごきながら、横にします。
更に、これを向こうに二つに折ります。
前と同じ要領で持ち替えて横にし、更に向こうに八つ折にします。
左手を持ち替え、右手で折り山を持って、親指を外に他の四指を内に懐中します。
帛紗 草のさばき方
お道具を拝見に出すときや、道具を清める際の帛紗を折りたたみ方です。
上端角から三センチほどの内側を右手で持ち、三角形の端のところを左手をすべらせて、横一文字にかまえます。逆三角形になります。
左手の中指以下三本の指を帛紗の内側にまわして持ち、右手を肘から左膝頭に上げます。
左手を離し、その手で帛紗を手前からはさむようにして、指を四本そろえ、帛紗にそわせて上げ、帛紗を縦に三つ折りにしながら、左手を帛紗の中程まで下げます。
左親指を芯にして、帛紗を横に二つ折りにしながら体正面に持ってきます。(このとき左手は、四本の指が帛紗の下に、親指は帛紗を折った間にあります)
帛紗の間の人差し指を抜きながら、右ふとももの上で構えます。
通常は、草のさばき方になります。
帛紗さばき一つとっても、とても奥深いです。
一週間でマスターしたいところですが・・・。道のりは、なっが~いです・・・。
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